2013年10月25日金曜日

ポール・マッカートニー

いちばん最初に買ったポールのCD
2012年末に、ポール・マッカートニー(元ザ・ビートルズ)がニルヴァーナで新曲を作ってプレイするという大事件がありました。
 文字にすると凄く嘘みたい。
 四弦のダディモジョをボトルネックでウィンウィン鳴らしながら歌うポールは無茶苦茶かっこよかったです。

 ニルヴァーナ以外には、ザ・フー、ザ・ローリング・ストーンズ、ロジャー・ウォーターズ、ビリー・ジョエル、ブルース・スプリングスティーンなどなど、大物しか出演しないイベントの生中継を観ていたら、いちばん最後にポール単独のライブがあり、そこで演奏した「Live And Let Die」という曲のあまりのかっこよさにやられ、ポールのソロってもしかして凄くいいんじゃないかと思って、ベストアルバムを買いました。

 ここで初めてちゃんとポール・マッカートニーのソロを聴いたのですが、とても好きでした。他のビートルズの人のソロより好き。
 びっくりしました。驚いた。
 ベスト盤なので、名曲しか入ってないのですが、ああ、すごく良い。好き。「Jet」いいわー。
 いままで聴く機会に恵まれなかったのですが、出会えて良かった。

「ラム」ってアルバムが良いと薦められたので、次はそれを買うつもりでいます。

2013年8月15日木曜日

エアギター

2013年エアギター日本大会決勝 in 仙台Rensa
「エアギター」という言葉を知ったのは、忘れもしない2004年秋のこと。
 当時、スペースシャワーTVでやっていた「BBL WORLD」という番組内の企画で、金剛地武志さんがエアギター世界大会に参加しているのを見た。
「へー、これ、エアギターっていうんだ。これ、人前でやってもいいんだ。これだったら僕、すぐにできるなー。」
なんてことを思いました。

 その後、お酒を飲む席などで、
「エアギターって知ってる?」
「エアギターって、世界大会があるんすよ」
「ぼく、エアギター上手いっすよ」
みたいな話をしていたのですが、ある日、そんな話をした中の一人であるデイリーポータルZの林さんから電話があり、「エアギターを記事にしたい」とのことで、紹介されたのがこちらの記事。

デイリーポータルZ
『エアギター入門』
http://portal.nifty.com/special05/04/19/

 2005年春のできごと。
 当時の僕、29歳になる直前の28歳。体重はまだ90kg前後。
 生まれて始めて人前でエアギターをした記録。これ以前に人前でエアギターしたことはありません。何度も書きますが、この記事はぼくが生まれて始めて人前でエアギターをしたときの記録です。

 この記事がきっかけで、その夏には民放テレビ番組へのレギュラー出演が決まりました。渋谷でした打ち合わせのときに、番組ディレクターから、
「宮城さん、出演するときの名前は『マリオ宮城』でどうですか?」
と言われたので、
「『マリオ宮城』はかっこわるいから嫌です。『宮城マリオ』だったらOKです。」
と答えたのは、我ながら素晴らしい判断であったと今も思います。
 ここから『宮城マリオ』が芸名と成り、今に至ります。

 この2005年から開催されたエアギター日本大会に2010年までの間、毎年参加しました。毎年、決勝大会が開催されるサマーソニックへ行ってました。サマソニでは、メタリカ、スティービー・ワンダー、ユニコーン、OK GO、スラッシュ、ペット・ショップ・ボーイズなどを観ました。B'zもモニターで観たな。
2005年のスカパーの広告に宮城マリオが出てる
これは新宿駅の地下道に貼られていたポスター
2006年にダイノジ大地さんがエアギター世界大会で優勝したことで、エアギターが一気に注目され、そこからの数年は毎月数本のイベントに呼ばれてエアギターをしていました。多いときには週に4回とか。テレビや雑誌、広告にも呼ばれて出てた。グラビアを撮ってもらったこともあったな。
宮城マリオのグラビアというか
そんな感じの写真が載ったのは、この雑誌
そして、世間一般に「エアギター」は認知され、徐々にブームは治まり、2011年は大震災の影響でエアギター大会は開催されなかったのですが、金剛地武志さんの呼びかけにより、エアギターでチャリティーイベントを開催しました。

 2012年からは日本エアギター協会に参加。エアギター日本大会決勝を宮城県仙台市で開催。今後もこの地をエアギターの聖地とするべく、続けていきます。

日本エアギター協会
http://airguitarjapan.blog.fc2.com/
https://twitter.com/airguitarjapan

 たまたまテレビでエアギターを観たことで、いろいろあっちこっち転がる人生になりました。エアギターに出会えて良かったです。
 エアギターは楽しいです。

2013年7月1日月曜日

VOX VCC-90

VOXのカールコード
エレキギターのコードはカールコードが大好きで、ずっと使っている。
 何がいいって、ルックスがいい。あと、絡まない。巻かなくていい。

 20歳のときに買ったVITAL AUDIOのカールコードが初めてのカールコード。それはけっこう寿命が長くて3年くらい使ってた。
 それが断線して使えなくなったので、次に当時のVOXのを使ってみたら寿命がとても短く、何本か使った中で最速だったのは、買った直後、使いはじめて数分で断線して使えなくなり、これは駄目な子だ、と見切ってVITAL AUDIOへ回帰。

 その後、VOXのカールコードが現在のVCC-90にアップグレードされたので使ってみたらなかなか断線せず、寿命がビックリするくらい長くなってて、それ以降はずっとVOXを使っている。
 どのくらい長く使えるかというと、写真の銀色のは最近断線したのですが、週1回のリハーサルと月に1回のライブという使用頻度で6年くらい。
 その前のもなんだかんだ3〜4年使ってた記憶が。
 普通のコードと変わらない寿命。素晴らしい。
 ぼくのカールコードの選択基準は寿命。

 VOXのカールコード、他のメーカーのと違うところは、持ち運び用のポーチが付いてるところ。素晴らしい。

VOXのロゴ付きポーチ
このポーチが欲しくて買ってると言っても嘘じゃない。

2013年5月24日金曜日

ニューロティカ

結成29周年ツアーにゲスト出演します
ぼくがローティーンだったころ、バンドブームというのが起きました。
 そのブームの中にニューロティカもいて、当時は、ピエロのメイクをした人がボーカルで、ヤクザみたいな風貌のギタリストとロン毛のハードロッカーみたいな風貌のギタリストがいるバンド、という認識で、その音楽を聴く機会に恵まれないまま大人になりました。

 社会に出て仕事を始めたら、ニューロティカと、とてもよく関わるようになりました。
 最初にした仕事は、新宿ロフトでのライブ撮影でした。ヤクザっぽい人とロン毛の人はいなくて、金髪リーゼントの人が1人でギターを弾いてました。
 撮影した映像を編集したのですが、そのときの曲が「ロックンロール風俗 part.2」で、「ありがとう♪ありがとう♪ありがとう♪ありがとう♪ありがとう♪ありがとう♪」とひたすら感謝する曲。
 なんて素敵な曲なんだ!と、そこからニューロティカのファンになりました。

 その後、結成20周年記念DVD、フラワーカンパニーズとのスプリットライブDVD、新宿ロフトでのライブ回数200回記念DVDの制作に関わり、エアギターでは新宿ロフトの大晦日年越しライブや、大阪BIG CATでライブの前座を勤めさせてもらうなどしました。

 一緒に仕事をさせてもらう中で、各メンバーとも仲良くなりました。
 ピエロのメイクをしたボーカルの人に、最初「あつしさん」と声をかけたら、笑顔で「あっちゃんって呼んでよ〜☆」と言われたので、それ以来、「あっちゃん」と呼ばせてもらっています。超年上の大先輩なのに、なんて懐の深い人なんだ!と感動しました。

 昨年末、ニューロティカからギタリストが脱退するという衝撃のニュースを知りました。金髪リーゼントから坊主頭になっていたシズヲさんが、年明けに脱退するという驚き。

 その年末大晦日の新宿ロフトの年越しライブで、あっちゃんから「マリオ、ギター弾けるよね?ニューロティカでギター弾いてよ」と言われまして、ネタでエアギターすればいいのかと思ってOKしたら、本物のギターを弾けとのことを再度言われましてビックリドッキリ驚きました。

 何をおっしゃいますかと。あなたプロのミュージシャンじゃないですかと。ぼくはバンドを細々とずっと続けてはいましたが、アマチュアのミュージシャンなのですよと。エアじゃない本物のギターは確かに弾けますけど、弾けるといってもいろいろあるわけじゃないですか。
 なんてことを怖じ気づいて伝えたのですが、「いいからいいから、取り敢えず春までに15曲くらい覚えといて」とのこと。覚えました。

 ということでで、今回の結成29周年ツアーの東名阪でのライブに、ゲストという形でご一緒させていただくことになったのです。
 今、大阪へ向かう日の朝、このブログを書いているのですが、現時点で果たしてどうなることなのかを、いまいち完全に把握していません。
 宮城マリオは果たして、エアギターを弾くのか、本物のギターを弾くのか、どっちなのか。弾くのか、弾かないのか、どっちなのか。
 答えはライブ会場で確認していただけると嬉しいです。
 何卒よろしくお願いいたします。

 今回の東名阪、ヤクザみたいな風貌の人も一緒にゲスト出演しますよ。

 みんなで歌おうパンクソング、みんなで騒ごうニューロティカ!

ニューロティカ
http://www.newroteka.com/

2013年3月8日金曜日

VOX amPlug けいおん!! Azusa Nakano

VOX amPlug けいおん!! Azusa Nakano(2011)
2012年春にイケベ楽器で購入。VOXと「けいおん!」コラボモデルの第3弾バージョン。一緒にキャビも買った。

VOX amPlug Cabinet
Azusa Nakanoモデルはハイゲインが売りなので、このキャビで鳴らすとハウリングしまくって楽しい。弾いてないとガーガーガーガーピーピーピーピー鳴っちゃうの。

 このコラボモデルは、Yui HirasawaとAzusa Nakanoのギター用2種類とMio Akiyamaのベース用1種類の合計3種類があり、なんでAzusaモデルにしたかというと、ベース用amPlugは既に持っていて、ギター用ならキャラ的に唯よりあずにゃんの方が好きだったから。

 これの何がすごいかって、通常バージョンのシールをけいおんシールに貼り替えただけの製品ではなく、コラボモデル用にきちんとチューンナップされてるということ。
 VOXの商標でこのamPlugを作っているのはKORGなのですが、その細かい配慮が素晴らしい。超良い仕事。

参考リンク
『KORGは「けいおん!」を本気で愛していた』
http://ascii.jp/elem/000/000/653/653332/

2013年2月28日木曜日

東高円寺UFO CLUB

東高円寺UFO CLUB
大学生のころからお世話になっているライブハウス。
 トイレ照明が赤い。
 前はアンプやドラムにマイクがなかったけど、ここ数年はある。

ベーシストとして出ることが多い
鍵盤を弾いたこともある。エアギターもした。

2013年2月24日日曜日

ギブソン レスポール・スタンダード

Gibson Les Paul Standard(1958)
野村義男さん所有の1958年製レスポール。
 1958年から1960年に作られたこのギターは、お高いことで有名。

 この写真は、CSで放送されていた「野村義男ギタースタジオ匠」という番組で野村さんのギターコレクションを紹介するコーナーがあり、そこで紹介するために持ってきてくださったのを撮らせていただいたもの。

 このギターを間近で見られることはそうそうないのでジロジロじっくりと拝見し、記念に写真を撮らせてもらおうと野村さんに許可をいただきに行ったら、野村さんはこのギターを「ガッ」と掴み、ぼくに手渡してきたのです。
 正直、怖くて手に持ちたくなかったので「いやいいです結構です」と断ったら、野村さんは「ほら!いいから!ほら!」と押し付けてくださいまして、そうして撮られたのがこの写真です。

 とにかく「何があってもどんな事態が起きても落とさないようにしよう」「どうかヌルヌルの手汗をかきませんように」としか考えておらず、ネックの握りがどうだとか、ちょっと鳴らした生音がどうだとか、そんなのできるわけないだろう。そんな余裕なかったよ。
 かろうじて、わりと軽かった、ということだけ覚えています。ギターの専門誌や研究本で読んだ「'58や'59や'60は重たくない」という話を実感できました。

2013年2月21日木曜日

日本武道館

ザ・フーの単独公演を観に行ったときの写真
初めて日本武道館で観たライブは、1995年のレニー・クラヴィッツ。4thアルバム「サーカス」のツアー。
 えらくつまらなくて唖然としたのが良い思い出。かっこわるくはなかったけど、かっこよくもなかった。

 くるりとザ・フーも観に行った。
 くるりもザ・フーもすごく良かった。かっこよかった。

 くるりで覚えているのは、アンコールの「東京」のブレイクで静まりかえったところ。シーンとしてかっこよかった。

 ザ・フーはひたすら大興奮。ただただ大興奮。長年持っていたロジャー・ダルトリーに対するわだかまりが完全に無くなった記念すべき日。ザ・フーを好きになってから、ただただロジャーのボーカルが残念だったの。でも、別にそれでいいじゃないかと、何の問題もないだろうと、それがザ・フーなのだからと、全て肯定的になった。
 この日の武道館公演を見てロジャーの全然抜けてこない、響きわたらない歌声が大好きになった。

2013年2月18日月曜日

けいおん!! ギター用エフェクター ディストーション

けいおん!! ギター用エフェクター ディストーション(2012)
2012年の初夏にTBSのショッピングサイトで購入。ツイッターで発売を知って衝動買い。
 使い勝手が良くて、最近はこればかり使ってる。

 「けいおん!」、最初は「アニオタが騒いでるなー」程度にしか思ってなかったのが、マンガを読んだら、「この作者は音楽と音楽機材が大好きな人なんじゃないか?」と感じて好きになった。楽器の描き方や、さわちゃんのギターがオールドで超高値で売れた話にそんな雰囲気を感じたの。
 そして、最近溢れてる「これがロックだぜ!」「ロックってこういうことだろ?」系マンガとは違い、そんなの関係なくどうでも良い雰囲気で話が進んで行くところが好き。中途半端に暑苦しい男キャラが全く出てこないのは最高。

 あと、「けいおん!」は楽器屋に高校生を連れてきた。「けいおん!」ブーム以降、放課後くらいの時間帯に楽器屋へ行くと高校生がいるようになってた。
 そして、レフティのジャズベースが飛ぶように売れ、赤いマッチングヘッドのムスタングが各社から発売される事態。
 楽器の売り上げにこんなに影響したマンガ、アニメはないんじゃないか。涼宮ハルヒでItaliaのMondial Classicが売れたくらいか。「BECK」にコンペティション・ライン入りムスタングが出たのは影響あったかもなー。いまライン入りの売ってるし。高校生のころ、天羽セロニアス時貞でサドウスキーのギターとBOSSのOD-1を知ったなー。

2013年2月16日土曜日

Picturesque Collectors' Land - 幻想王国のコレクターズ -

ザ・コレクターズ「Picturesque Collectors' Land - 幻想王国のコレクターズ -」(1990)
 高校生の頃、某所に寄贈されたCDコレクションが処分されることになり、その中に欲しい物があったら持ち帰って良いと言われて大喜びで選んだ中にあった1枚。
 その十数年後、このバンドの人たちと知り合い、ミュージックビデオを作ったり、その演奏に合わせて手品をさせられしたりするようになるなんてこと、当時の自分に伝えても意味がわからないと思う。

 で、その頃は戦前ブルースだのフランク・ザッパだのにはまっていた時期だったのでほとんど聴かず。

ザ・コレクターズ「Picturesque Collectors' Land - 幻想王国のコレクターズ -」(2004)
再販された紙ジャケのも持ってる。ボーナストラック3曲付き。
 聴き比べるとこっちの方が圧倒的に音が良い。

2013年2月13日水曜日

エピフォン レスポール・スタジオ

エピフォン レスポール・スタジオ
テレビ出演のギャラとしてもらったギターなので、ギャラ・ギターと呼んでいる。

 2005年の夏、テレビ東京「音神GIG TV!」という番組内の「押忍!エアギター道場」というコーナーにレギュラー出演していた。
 出演料、一銭ももらってないなー、とぼんやりしている間に番組は終了。その最後の収録のときに、このギターをいただきました。

 いわゆる安ギターだけど、遊びで弾くのに何のストレスもないところが気に入ってる。少しズレて付いてるペグがあったりするところが可愛い。
 ぼくはこのギターを人前で弾いたことがないのだけれども、プロのギタリストに人前で弾かれたことがある。
 そんなギター。

2013年2月10日日曜日

THE BEST OF BETTY WRIGHT

ベティ・ライト「THE BEST OF BETTY WRIGHT」(1992)
大学浪人中に大宮のアルシェのCD屋で購入。
 小沢健二「ラブリー」のアレンジの元ネタ曲「Clean Up Woman」が聴きたくて買った。

 当時よく聴いていた音楽の中に、フリッパーズ・ギターや小沢健二のアレンジの元ネタを発見し、「おおっ!これスティービー・ワンダーだ!」「これはスライ&ザ・ファミリー・ストーン!」という風に楽しんでいました。

 「Clean Up Woman」はそのまんま過ぎて笑った。
 いま聴いても笑える。楽しい。

2013年2月8日金曜日

Pieces Of Africa

クロノス・カルテット「PIECES OF AFRICA」(1992)
2回目の大学浪人中に購入。
 アフリカ人作曲家とクロノス・カルテットとのコラボレーションCD。

 大学浪人中に仲良くなった予備校の先生から教えてもらった。
 その先生はぼくが日大芸術学部の音楽学科を目指していることに対して興味を持ってくれ、熱心に小論文指導をしてくれていた。その合間にぼくの知らない音楽も教えてくれ、その中にクロノス・カルテットがあった。
 クラシックとロックの両方を聴いているならば、ジミ・ヘンドリックスの「紫の煙」を演奏しているクロノス・カルテットを好きになるんじゃないか、と思ってくれたらしいが、その「紫の煙」ではなく、この「PIECES OF AFRICA」に収録されている「Mai Nozipo」にやられた。
 シンプルなメロディの繰り返しと疾走感のある打楽器の演奏がとてもポップでたまらなく格好良い。

2013年2月6日水曜日

おどる亀ヤプシ

ユニコーン「おどる亀ヤプシ」(1990)

中学2年生の11月、蓮根のVOICEで購入。予約特典か何かでポスターが付いてきた。

 このアルバムの1ヶ月前に発売された「ケダモノの嵐」はレコード大賞でベストアルバム賞とアルバム大賞を取ったくらいの大名盤なのだけれども、当時中2の1ヶ月分の小遣い3,000円を注ぎ込めず、翌月に発売したこの「おどる亀ヤプシ」を喜び勇んで購入。
 「あれ?なにこれ?」と思った。
 想像していたのと違ったせいなのだけれども、何で違ったのかというと、曲のアレンジをバンドの外部(矢野誠とか長谷川智樹とか小西康晴とか仙波清彦とか)に委託してたため。
 それがわかったのは、大人になってから。

 当時、何かの音楽番組に出た奥田民生が、司会者からの
「『ボサノバ父さん』の歌詞にある『秘密』ってどんな秘密なんですか?」
という問いに対して
「なんですかねぇ、『お前が幼い頃、風呂場で転びそうになったとき、俺のチンコを握って助かったんだ!』、みたいなことじゃないですかねぇ」
という感じのことを答えていたのが、かっこよかった。

2013年2月4日月曜日

伝説のデルタ・ブルース・セッション1930

サン・ハウス&チャーリー・パットン「伝説のデルタ・ブルース・セッション1930」(1990)
高校1年生のころ、お茶の水のディスク・ユニオンで購入。
 柴山俊之さん、鮎川誠さんが所属していたサンハウスのバンド名の由来が、アメリカのブルースマン、サン・ハウスだと知り、それは是非とも聴かないと!と思って買ったCD。
 お茶の水のディスク・ユニオンだったらきっと売ってるだろうと軽い気持ちで買いに行ったら本当に売っていて、とても嬉しかった。

 CDのアーティスト名は「サン・ハウス&チャーリー・パットン」となっているけれど、他にルイーズ・ジョンソン、ウィリー・ブラウンも収録されている。
 1曲目はルイーズ・ジョンソンのピアノ弾き語り。その古くてザラザラした汚い音質から「これが戦前のアメリカ南部の居酒屋で鳴っていた音楽…」という風に想像力を掻き立てられ、その歌と演奏の生々しさに興奮しました。

2013年2月2日土曜日

オービル・バイ・ギブソン ES-335

オービル・バイ・ギブソン ES-335
高校1年生の春にお茶の水のBig Bossで買ったエレキギター。
 ギターを弾ける同級生に「チャカチャカとカッティングするのに良い楽器は何?」とたずねたところ、「セミアコだ」と言われたのでこれにした。
 今にして思えば、ぼくが出したかった音はフェンダーのシングルコイル・ピックアップの音だったのだけれど、高校1年生のぼくにフェンダー系の楽器はいまいち格好良く見えなかった。ストラトとかテレキャスとかは。
 そのため、ギブソン系のハムバッキングでそんな音は出ないかとたずねた結果、「セミアコ」と言われたの。

 で、これ、それはそれは弾きやすく、それはそれは良い音のする、それはそれは良い楽器だったのに、高校3年生の夏、吹奏楽部の合宿へ持って行く途中の駅で倒れてネック折れて、現在に至る。
 大人になったらきちんと修理するつもりでいたのに、こんなにもお金を持っていない大人になるなんていうことを知らなかったのよな。

 1990年代初頭の日本製なので1990年代初頭の普通のギブソンより物が良いんじゃないかなんてことを思っている。実際本当にそうなのかどうかはわからない。
 もうそろそろいいかげん、なおさないとな。

2013年1月31日木曜日

蚤の歌〜魔法のテューバ

ジョン・フレッチャー「蚤の歌〜魔法のテューバ」(1981)
伝説のテューバ奏者、ジョン・フレッチャーのソロCD。
 低音金管楽器テューバというマイナーな楽器の独演、と書くといろいろ小難しい雰囲気を想像されてしまうかもしれないが、そんなことは微塵も無く、とてもポップで可愛らしくて聴きやすい名盤。

 高校生の頃にフィリップ・ジョーンズ・ブラスアンサンブルを知り、それがきっかけでジョン・フレッチャーを知る。
 高度な演奏テクニックは音楽のために存在するという極めて当たり前の事実を、とてもわかりやすく実感させてくれた人。超絶変態系。

2013年1月29日火曜日

ブーン・ブーン

ジョン・リー・フッカー「ブーン・ブーン」(1992)
高校2年生の頃、修学旅行で行ったオーストラリアのCD屋で購入。
 当時も超円高で1オーストラリア$が70円くらいだった。
 値札に$29.95とあるので、2100円くらい。今考えるとそこまで安くないけど、それでも「安い!」と興奮した記憶がある。

 ブルースに気触れ始めた時期で、へー、これがジョン・リー・フッカーかー、とジャケ買いしたら、大当たり。
 ボーナストラックで入っている「ブーン・ブーン」1976年のライブ音源が無茶苦茶かっこいい。

2013年1月24日木曜日

ジュニア・スウィート

チャラ「ジュニア・スウィート」(1997)
大学1年生の頃、レンタルしてMDにダビングして聴きまくってた。
 1曲目「ミルク」のイントロで心掴まれ、12曲目「せつないもの」で切ない気持ちにさせられて終わる流れが大好き。

 いま聴くと「おれもはやく彼女欲しい」と思いながら聴いていたその頃の記憶が鮮やかによみがえる。
 失恋から立ち直ったころに発売されたのを前向きな気持ちで聴いてたんだな。

2013年1月20日日曜日

無罪モラトリアム

椎名林檎「無罪モラトリアム」(1999)
大学2年生のころ、池袋西口のバージン・メガ・ストアで購入。
 捨て曲無しの大名盤。

 「同世代から凄いのが出てきた!デビューアルバムにしてこの完成度!しかも伸びしろありまくり!凄え!凄えよ!椎名林檎!最高!大好き!」と興奮しまくり、当時は毎日こればかりを聴いていた。会う人皆に薦めてた。2枚買った。
 当時所属していた軽音楽部の合宿へ行ったとき、宿に着いたら有線で椎名林檎が流れていただけで、運命を感じたりしていた。

2013年1月15日火曜日

イエロー・シャーク

フランク・ザッパ「イエロー・シャーク」(1993)
高校2年生の頃に川口のバージン・メガ・ストアで購入。
 最初のフランク・ザッパ。どこからどう行ってザッパへたどりついたかの記憶が全く無いが、当時は狂ったように聴いてた1枚。
 アンサンブル・モデルンによる演奏が素晴らしくかっこいい。

 19曲目「Gスポット・トルネード」を当時所属していた吹奏楽部で演奏したかったけれども、どう考えても無理だった。譜面ないし。

2013年1月14日月曜日

チョコレート・シンセサイザー

ボアダムス「チョコレート・シンセサイザー」(1994)
大学進学をぼんやり考えながらも、どこの大学へ行って何をするかもわからず、漠然と音楽関係が良いんだよなー、なんてことを考えていた高校3年生の初秋、川口にあったバージン・メガ・ストアで購入。なぜか応募特典の「スーパールーツ2」が封入されてた。
 どこからどういった経緯でボアダムスへ辿り着いたのか全く記憶に無いのだけれども、当時は大興奮しながらこれを聴いていた。

 1曲目のイントロの叫び声からかっこいい。その後に入ってくるギターの音もかっこいい。すぐにコピーした。
 ジャケットに映っている石橋楽器のテルミンが欲しかった。