がんばって真面目に考えてがんばって作られた物に対して、赤の他人から「駄目」だなんて言われたら、自分なら落ち込むし、何なら激怒するかもしれない。
もう少しましな言い方は無かったのか。
変えるなら今か。変えないけど。
今回紹介する愛すべき駄目ギターは、ギブソンの20/20ベース。
That's '80s |
そもそも、フェンダー社が1951年にエレクトリック・ベース・ギターを発売したところからエレクトリック・ベース・ギターの歴史は始まります。
それ以前のベースとは、コントラバスのことでした。大きくて運ぶのが大変な楽器。
このくらい大きい 写真はエスペランサ・スポルディングさん |
エスペランサさんが弾いてるのがエレクトリック・ベース 横に置いてあるコントラバスとのサイズの違いは一目瞭然 |
ベースの音域が出るギターだから、その中に駄目だと思うのがあったら、駄目ギターって言っても良いというルールです。
こういった、説明という建前の言い訳が長くなることは悪いと思ってます。ごめんなさい。
閑話休題。
ギブソン20/20ベースの話題に戻ります |
ぼくはパッと見、スタインバーガーっぽいけど、ヘッドがあって、しかもそのヘッドがなんだかかっこわるくて良いな、って印象を持ちました。
ここでまた話がそれます。
スタインバーガーについて、できるだけ簡単に説明します。
ネッド・スタインバーガーによってデザインされた、ヘッド・レスで小ちゃい樹脂製ボディのギターがスタインバーガー。1980年に発売されました。ちなみに、木製の廉価版もあります。
これがスタインバーガー 弾いてるのはエドワード・バン・ヘイレンさん |
その後、スタインバーガー社はギブソン社に買収され、ネッド・スタインバーガーさんは、ギブソン社で楽器のデザインをしました。それがこの、20/20。
同じ人がデザインしてるから似ているのは当たり前 筆記体のサインはネッド・スタインバーガーと書いてある |
ネックからそのままの太さで延びたヘッド なんとなく頼りないと感じませんか |
弱そうなヘッド。なんでヘッドレスにしなかったのか。きちんとした理由はあるのかもしれませんが、どんな理由があるにしても、これはかっこわるいと思いました。百歩譲ってかっこわるくないとしても、かっこよくない、という線は譲れない。ごめんなさい。
似たようなヘッドは、アトランシアやTuneにもあるのですが、そっちは全然かっこわるく感じない不思議。
アトランシア
http://www.atlansia.jp/
TUNE
似たようなヘッドは、アトランシアやTuneにもあるのですが、そっちは全然かっこわるく感じない不思議。
アトランシア
http://www.atlansia.jp/
TUNE
ヘッドがかっこわるいというのが、全て。ボディのデザインは好きなの。でも、そんな好きなところが全部、ヘッドのかっこわるさで駄目になってると感じるのです。
何度も書きますが、なんでヘッドレスにしなかったのか。不思議。
何度も書きますが、なんでヘッドレスにしなかったのか。不思議。
1980年代のギブソンには駄目ギターが多いのですが、その中でもズバ抜けて駄目だと感じるのが、この20/20ベース。大好き。
欲しいけど、売ってるのを見たことない。日本国内に何本くらいあるのかな。あるよな。無いってこともあるのかな。使ってる人を見たことない。
B級感 |
欲しいなー。
ネッド・スタインバーガーさんは現在、NS Designという会社で楽器を作ってます。実は先日、そうとは知らずにNS Designのヘッドレス5弦ベースを試奏して、うっかり買いそうになりました。お金が無かったので買えませんでしたが、お金が有ったら買ってた。
NS Design
http://www.nedsteinberger.com/
ネッド・スタインバーガーさんは現在、NS Designという会社で楽器を作ってます。実は先日、そうとは知らずにNS Designのヘッドレス5弦ベースを試奏して、うっかり買いそうになりました。お金が無かったので買えませんでしたが、お金が有ったら買ってた。
NS Design
http://www.nedsteinberger.com/
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